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「自分はできない」という無意識を正す

ここまで、先延ばし病の対症療法を紹介し、その対症療法をきちんと実行しましょうという話をしてきました。

ここからようやく、根本的に先延ばし病を治すにはどうしたらいいのかという話をします。

長々と説明するほどの内容はありません。先延ばし病を治す方法は一つしかないのです。

先延ばし病を根本的に直す唯一の方法

先延ばしをしなかった回数を増やしていく

先延ばし病を治す唯一の方法は、先延ばしをせずにタスクに取り組み続けて「自分はタスクに取り組むことが出来るんだ」という自己効力感を高めることです。

「自分はできる」という自己暗示をかけるのではなく、実際に取り組むことが出来る様子を自分自身に見せつけて、「自分はできる」と自分自身に対して証明していくことです。

第三章で説明した、頭の中の車の話で言うなら、夕暮れの前にゴールにたどり着く必要があるということです。

夕暮れの前にゴールにたどり着くと、残った燃料を使って、霧を晴らしたり、沼を埋めたりする装置を稼働させることが出来るのです。

締め切り間際に慌てて間に合わせるのは意味がない

これは、夕暮れを向かえて霧が晴れてからでは意味がありません。

それまでに、誘惑や底なし沼から脱出するために燃料を使い果たしているからです。

締め切りが近づく前に自主的にタスクを完了しなければ、自己効力感という燃料は増やすことが出来ないのです。

先延ばし病が治ってないのに、先延ばしをするなとは???

これはとても難しいことです。何故なら、先延ばし病の治療のために「タスクに取り組む」を実行しようにも、それを邪魔するのが先延ばし病だからです。

これでは、先延ばし病を治療するためにまず先延ばし病を治さなければならないという話に見えます。絶望的です。

では一体どうしたら良いのでしょうか。ポイントは、「先延ばし病を治していなくても、タスクに取り組むことはできる」ということです。

対症療法を使え!

第四章で紹介した対症療法が答えです。

第四章の方法を使って自らタスクに取り組むことができれば、「自分はタスクに取り組むことが出来る」という認識、つまり自己効力感を高めていくことが出来ます。

これを繰り返せば、やがて必要な対症療法も減り、自らの意志で自然にタスクに取り組むことが出来るようになっていきます。

先延ばししても気にしない

ただし、道のりは平坦ではありません。

対症療法を使ってタスクに継続的に取り組めている時期がしばらく続いても、やがて精神的エネルギーが消え失せて全然何も取り組めなくなってしまう時期がまた訪れます。

するとまた「やはり自分はタスクを先延ばしせずに取り組むことができない」という自己認識になってしまいます。

こうなってしまうと、せっかく一度高まりかけていた自己効力感がまた低下してしまい、先延ばし病は治らないままです。

先延ばし病の治療の難しさはここにあります。

そこで、第四章で紹介した「今更一日なにもできなかったくらいで落ち込まない」が重要になります。

何も取り組めない時期というのは、どうしても訪れるものなのです。

その時に「結局ダメだった」と考えてはいけません。

その前に1ヶ月動けていたのなら「今回は1ヶ月動くことができた。次回は1ヶ月と一週間動けたらいいな。」と考えましょう。

1日動けていたのなら「1日動くことができた。こういう日を1ヶ月以内にもう一度作れたらいいな。」と考えましょう。

自分はダメだと思うこと自体が、本当に自分をダメにするのです。

とにかく意識的に自分をポジティブに捉えて、タスクに取り組むことができた時間を少しずつ増やしていきましょう。

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