それでも先延ばし病が治らない人のためのサイト
日本語 English 中文
<< 先延ばし病の特徴1 | TOP | 先延ばし病の特徴3 >>

先延ばし病の特徴2

締め切り直前になると爆発力を発揮する

よくあるケース

先延ばし病を持っている人はよくこのような経験を持っています。

まず、タスクが発生したタイミングで、毎日少しずつ進めて締め切り前に完成するような計画を考えます。

ところが、1日経っても2日経っても計画は実行されません。そのまま何も手がつかないまま、何日も経過していきます。

しかし、いざ締め切りギリギリになり、本当にもう手を付けなければ間に合わないという状況になったその時、それまでまったく取り掛かれなかったのが嘘のようにタスクに取り組み、普段の自分からはとても考えられない集中力と持続力を発揮してものすごいスピードでタスクを仕上げてしまう。

先延ばし病を持っているにも関わらずなんとか社会生活を送っていけるのは、この現象が起こるからであることが多いです。

それに頼っていいの?

では、先延ばし病があっても締め切り前の爆発力でなんとかなるから問題ない、と考えてしまって良いのでしょうか。

もちろんそんなことはありません。それにはいくつか理由があります。

終わらない可能性がある

まず大きな問題は、爆発力を発揮しても終わらないことがある、ということです。計画的に実行出来ていない以上、タスクが完了しない可能性はどうしてもつきまといます。

質が下がる

次に、完了したタスクの質がイマイチになりやすいという問題があります。本来なら時間に余裕があるので、自分のタスクを見直して質を上げていくことが出来ます。

場合によっては部分的に早めに提出してしまって、フィードバックを元にさらなる改善を施すことも出来るでしょう。

しかし、締め切り前の爆発力に頼って取り組んでいる場合は、時間に余裕がありませんから、自分のタスクを見直して質を上げるようなことはできません。

部分的にフィードバックをもらって改善するなんてことはもちろんできません。

結果として、「完成しさえすればよい」という、質を重視しない結果が出てきてしまうことになります。

自分で満足できない

そして最後に最大の問題として、本人の満足感が得づらいというものがあります。もっと早く取り組んでいれば質を上げられたかもしれない。

もっと早く終わらせれば充実した時間を過ごせたかもしれない。

でも自分はそれらの可能性を棒に振ってしまった。

そういう後悔の思いが残ってしまうのです。

普段だったらしない事を何故かしてしまう

やるべきことを先延ばしにしている時

先延ばし病のある人は、やるべきタスクを先延ばしにしている間、何をしているのでしょうか。

もしこの間に、何か有意義な活動をすることができているなら、それはそれで良いことです。

例えば、読もうと思っていた本を先延ばしにしている間に、食器洗いを済ませることが出来たなら、「どうせやらなきゃいけなかったのだから、これはこれでよし。」という気持ちになれるはずです。

確かにそういう場合もありますが、実際には、「どうしてそんなことをしていたのか自分でもよくわからない」「後から考えれば別に楽しいわけでも有意義なわけでもない」という無意味な活動に手を出していることが多いのです。

例えば、有名芸能人の経歴や恐竜の絶滅についてのWikipedia記事を読みふけったり、それまで興味もなかった音楽を聴いてみたり、特に気にもしていなかった棚の整理を始めてしまったりします。

ストレス回避

これは、ストレスを回避するための行動と言うことができます。

何かタスクを先延ばしにしている時、もし何もしていなければ、そのタスクに取り掛からなければならないという思いを忘れることが出来ず、それにもかかわらず実際には取り掛かっていないので、大変ストレスがかかります。

このような、自分で認識している理想の状態と実際の言動がズレている状態を「認知的不協和」と言います。認知的不協和の状態になると、人は大変大きなストレスを感じるのです。

ここで、別の何かをし始めると、それに脳を支配されるため、「タスクに取り掛からなければならない」という現状を一時的に忘れることが出来ます。

この「別のこと」は、必ずしも有意義である必要はなく、「タスクに取り掛からなければならない」という現状を忘れることさえできれば、何でも良いのです。

このため、先延ばし病のある人は、タスクを先延ばしにしている間に、普段ならやらない無意味なことに時間を使ってしまうのです。

他事をしても本当に楽しむことが出来ない

先延ばし病のある人はタスクを先延ばしにしている時、何か他事をしていることが多いです。これは、何もせずにいるとストレスがたまってしまうからでした。

しかし、このような他事をしている時、本当にタスクの事を忘れているわけではないため、少し油断するとすぐ本来やらなければならない事が頭をよぎり、それをまた一生懸命忘れる、という戦いを常に繰り広げることになります。

そのため、タスクをきちんと終わらせて本当にしたい事をしている場合と比べて、楽しさや充実感が非常に少なくなってしまいます。

さらに、その戦いに勝利し続けてタスクのことを忘れ続けたとしても、結局タスク自体は何も進んでいないため、後に後悔の念に襲われ、より多くのストレスを受けてしまうことになります。

このページが「良い」と思ったら、シェアをお願いします!

<< 先延ばし病の特徴1 | TOP | 先延ばし病の特徴3 >>