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重症度レベル別メカニズム

人は、理性と深層心理によって運転される車です。

先延ばし病の重症度レベルごとに、その運転の様子を見てみましょう。

重症度レベル0

重症度レベル0の人は、先延ばし病を持っていません。

理性はコンパスで「達成」というゴールの位置を知ることが出来るし、深層心理もゴールの位置を直接目視することができます。

実は深層心理は、ゴールが目視できない時には、周辺の「誘惑」に向かって走ってしまうのですが、今はゴールが目視できているため、ゴールに向かって走ります。

その結果、理性と深層心理は同じゴールにむかって車を運転し、すんなりたどり着くのです。

これは、やるべきタスクにすんなり取り組み、そのまま達成できることを意味しています。

ゴールにたどり着いたら、車を降りて、あとは何もストレスを感じること無く自由に過ごすことができます。

重症度レベル1

重症度レベル1の人は先延ばし病を持っています。

先延ばし病を持っている人の頭の中は、先延ばし病のない人と比べて、いったい何が違うのでしょうか。

実は、先延ばし病のある人の頭の中では、「霧」がかかっているのです。するとゴールが目視できなくなります。

この霧は、あなたが「タスクを達成した状態」を感覚的に実感できていないことを意味しています。

タスクをやり遂げるメリットを理性で理解していても、深層心理で理解していないのです。

この霧は、深層心理の行動に大きな影響を及ぼします。

理性はコンパスを持っているため、霧が晴れているときと同じようにゴールに向かって走ることができます。

ところが、深層心理は霧のせいでゴールが目視できなくなってしまいます。

すると深層心理は、見える範囲にある「誘惑」に向かって車を運転してしまうのです。

この「誘惑」にたどり着くと、深層心理は喜びますが、理性は行きたかった場所にたどり着いていないため、全然嬉しくありません。

何かを先延ばしにして遊んでもどこか楽しくないのは、理性が喜んでいないからなのです。

とはいえ、重症度レベル1ではまだまだ霧が薄いので、理性はこの誘惑を目視して、避けるようにハンドルを切ることができます。

このようにして、たまに誘惑にハマりながらも基本的に誘惑を避けてゴールに向かうことが出来るのが、重症度レベル1の人です。自分をコントロールできているように見える多くの人は、このレベルです。

重症度レベル2

重症度レベル2になると、先延ばし病に慢性的に困らされるようになります。この時頭の中では何が起こっているのでしょうか。

まず、重症度レベル2の人は、重症度レベル1の人と比べて霧が濃くなっています。

タスクを達成するメリットを、理性では相変わらず理解しているものの、深層心理で実感することがさらに難しくなっています。

また、重症度レベル2の人の頭の中には、「底なし沼」があります。

深層心理が誘惑に向かってハンドルをきり、理性がそれを避けるためにハンドルをきり、拮抗した結果、車はあらぬ方向に向かってしまい、底なし沼に落ちます。

理性も深層心理も目指していなかった場所にたどり着いてしまうのです。

車が底なし沼に落ちた時、人は「別に理性でも深層心理でもやりたいと思っていなかったこと」に手を出し、抜け出せなくなります。

底なし沼で多大な時間を浪費したあと、なんとか抜け出す場合もありますが、時にはそのままその日の作業時間の終わりを迎える事もあります。

重症度レベル3

重症度レベル3になると、大きな実害が出るようになります。もはやあなたの頭の中では、車のガソリンがほとんどありません。

こうなると何をしても走れません。誘惑からも抜けられないし、沼からも抜けられません。

この「ガソリン」は、あなたの「自己効力感」を表しています。

自己効力感というのは「自分はできる」という感覚のことです。

本来人は、この感覚があるから何か取り組む気が起こるのです。

しかし、重症度レベル3の人は、度重なる先延ばし経験の結果、「どうせ自分は先延ばしをしてしまうので、タスクを達成することができない」という思いを持ってしまっています。

これが、ガソリンがなくなった状態、つまり自己効力感が失われた状態なのです。

ここで言っている自己効力感は、あくまでも「自分は何かを先延ばしせずに取り組み、達成することができる」という感覚のことです。

自己効力感という言葉自体は、「自分は勉強すれば良い成績をとることが出来る」「自分は音楽で人を楽しませることが出来る」といった、あらゆる能力について言うことができます。

「自分は練習すれば鉄棒の技を身につけることが出来る」という自己効力感を持つ人は鉄棒の練習に励むことが出来るし、「自分は良い企画を考えることが出来る」という自己効力感を持つ人は積極的に企画を提案することができます。

先延ばし病重症度レベル3の人は、このような様々な自己効力感のうち「自分は何かを先延ばしせずに取り組み、達成することができる」という自己効力感が低いのです。

重症度レベル-1

中には先延ばし病と真逆の症状を持っている人がいて、重症度レベル-1と言うことが出来ます。

この場合の頭の中では、車のブレーキが壊れています。ガソリンが切れることはなく、誘惑や沼にハマることもめったにないのですが、タスクを達成してゴールに辿り着いても車を降りてゆっくりすることができません。

休まる隙がないので本人はいつもストレスを感じ、疲弊しています。

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